ちょうど遊びに行った ひろぼうぅさまのブログでマイホームについて書いてあったので
私の体験を書きたいと思います。
我が家は10年前に新築しました。
半年近くにわたり いろいろなメーカーを検討して
建築中、建築後、1年位生活している家族に会いに行くなど
「最高」のマイホームを建てるためにさまざまな努力をしてきました。
その結果一番気に入ったメーカーと契約したのですが
決めては「このメーカーなら約束事が守れるだろう」という「人」でした。
家を建てるのに最終的判断が「人」で決めたというのは、ちょっと不思議な話でしょうか?
でも家を建てるのは大工さん「人」ですし、その大工さんを監督する現場監督も「人」です。
どんな人がどうかかわってくれるのか「人」はとても大切なポイントです。
そしてその「人」が大切という事をちゃんと理解して契約したのにかかわらず
私達家族は最悪な状態で「人」から裏切られるという想定外な出来事が起こってしまいました。
それは建築中の3か月過ぎた頃
それもほとんど出来上がった状態でその事を知りました。
ある雨の降った日。
1本の電話をいただきました。
それは我が家に取り付けるであろう断熱材から部材の全てが
雨でびしょびしょに濡れているという内容でした。
木材も断熱材も全て屋外に放置されていて、
通常ならせめてブルーシートなど保護していると思います。
本当なら「届いたらすぐに装着、工事しなさい」と言いたいくらいです。
メーカーは自分のところと契約しているどこかの建築屋さんにお願いしています。
うちみたいに契約した家を「図面は渡しますからその通りに代わりに建ててください」と
お願いしているだけなんですよ。
アイディアはメーカーで材料もメーカー手配。
でも建築は知らない建築屋さん・・・。
みなさんそう考えたら怖くないですか?
私たちはどこの誰とも知らない大工さんに依頼したようなもんなんですよ。
とりあえず「現場監督」だけはメーカーになっていますが
その現場監督だって毎回いるわけでなかったし意味がなかったと思います。
話を戻して
私はその頃、建築現場から車で数分のところに住んでいました。
それなので現場には毎日出向き、差し入れをしたり自分なりに大工さんとも
コミュ二ケーションをとっていたつもりでした。
電話をいただいてからすぐに出向き確認しました。
木材はもちろん、(まぁ乾けばいいのかとも思ったけど)
断熱材が芯までびしょびしょに濡れてしまっているのには
(まさかこれを使わないよね)って思いました。
でもね、結局その断熱材を使ったのよ。
それまでも工事が半月以上遅れていて大工が全く来てないとかあって不信感がうまれていたの。
不信感って怖いよね。
一度生まれるとなかなか簡単に「信用」出来なくなってくるし不信感の連鎖なのよね・・。
だから私は安心したくて、悩んだ末にある行動に出ました。
それはそのメーカーとは全く関係ない第三者(建築士)を検査としてお願いすることでした。
「ちゃんと住める家」として建築されているという証明が欲しかっただけなのです。
いわゆる安心したかったのです。
その前にメーカーに「第三者を入れたい」と連絡を入れました。
医療で言えばセカンドオピニオンですね。
ところがびっくり・・7人くらいだったか・・所長という方から関係者が我が家に突然来ました。
そしてメーカー側から言われた言葉に耳を疑いました。
「第三者は入れないで欲しい」ってことでした・・・・
それは「何かある」という直感につながってしまいました。
「何もないなら第三者を入れても大丈夫でしょう?」私は言いました。
ところがそれから考えている余裕がないほどにあわただしくなってしまいました。
メーカーはあらゆる手段で私達に圧力をかけてきました。
ここからメーカーと戦いが始まりました。
詳細は書けませんがその雨で濡れたということだけでなく
いろいろな欠陥が見つかりました。
本当にショックでした。
そして弁護士さんとの出会いもここにありました。
あっ。誤解しないでくださいね
弁護士を先に入れたのは「メーカー」の方ですから
我が家は「訴えられた」ので・・・・。
みなさんの知りたい内容は全て書けませんが
正義は勝つという事だけはみなさんに知っていただきたいと思います。
私達はメーカーに勝利しました。
約束通り「納得できる状態」として 造りなおしていただきました。
ほぼ出来上がった家を2くらいの状態まで戻していただき、やり直してもらいました。
メーカーは謝罪してくれましたが 私たち家族はとても傷つきました。
みなさん家って車を購入する感覚ではありませんよね。
それこそ長いローンを組んで夢を買うわけです。
そんな大事な事をメーカーはわかっているのでしょうか?
みなさんのお家は大丈夫ですか??
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